Puainta ラボラトリーレポート

量子銀

銀を、髪の毛の約6,000分の1の 大きさにすると、何が変わるのか

量子銀は銀そのもの。違うのは粒の大きさだけで、直径 10 ナノメートル以下の小さな粒です。化学の知識がなくても読めるよう、しくみを解説します。

量子銀って、なに?

量子銀は「銀」そのものです。違いは粒の大きさだけ。直径 10 ナノメートル以下の小さな粒です。まず「どれくらい小さいのか」を感覚でつかみます。

尺度

まず、「小ささ」の感覚から

量子銀の粒は、数ナノメートルから数十ナノメートルの世界にあります。

ミクロの世界の大きさ比較。量子銀の粒(約10nm)、マイコプラズマ約0.3μm、細菌約1〜3μm、赤血球約7〜8μm、花粉約30μm、毛髪の直径約60μm、砂粒約0.5〜2mm を並べた比較図。
ミクロの世界の大きさを並べた比較イメージ(模式図)。

量子銀の粒は直径 10 ナノメートル以下

報告書では検体を電子顕微鏡で撮影し、EDS 分析で粒子に銀(Ag)が含まれることを確認しています。

11/14粒が 20nm 未満
AgEDS で銀を確認

細菌 1 個は、約 1,000 ナノメートル

量子銀の粒(〜10 ナノメートル)は、細菌 1 個のおよそ 100 分の 1。細菌 1 個の体の中に、量子銀の粒が横に 100 粒以上も並ぶ計算です。

髪の毛 1 本は、約 60,000 ナノメートル

量子銀の粒は、髪の毛 1 本のおよそ 6,000 分の 1。髪の毛の断面に量子銀の粒をすき間なく一列に並べると、約 6,000 粒でいっぱいになります。

約 6,000粒

髪の毛 1 本の断面に、量子銀の粒をすき間なく一列に並べたときの数。

約 100粒

細菌 1 個の体の中に、横に並んでしまう数。

透過型電子顕微鏡写真。スケールは 100 ナノメートル。灰色の背景に黒い粒子が写っている。
透過型電子顕微鏡(TEM)像。スケールは 100 nm。
EDS による元素マッピング。黒い背景に、銀(Ag)のシグナルが黄色い点として分布している。スケールは 50 ナノメートル。
検体の EDS 元素マッピング。黄色い点が銀(Ag)のシグナルです。スケールは 50 nm。

TEM 像で粒子の大きさを、EDS マッピングで粒の位置から銀(Ag)のシグナルを確認しています。

しくみ

同じ量の銀でも、細かくすると別物になる

同じ重さの銀でも、細かく刻むほど表面の合計面積は大きくなります。粒が小さいほど、菌と接触できる面積が増えます。

下のスライダーを動かすと、銀 1 立方ミリメートルを一定の大きさの粒に砕いたとき、表面積が何倍になるかを確かめられます。

10nm

粒の 1 辺の長さ

100,000倍

表面積の倍率(1 mm³ の塊との比較)

0.60m²

銀 1 mm³ から得られる総表面積

10nm

1 つの塊銀 1 mm³

6 mm²

砕いた粒1 辺 10 nm の立方体

600,000 mm²

横軸は対数目盛(1 mm² 〜 10,000,000 mm²)。棒の長さは面積の桁を表します。

銀イオンのしくみ

銀イオンがどのようにはたらくと考えられているかを動画で解説し、ラボ試験データと菌が身近などこにいるかもあわせて紹介します。

※このモジュールは、ラボでの観察と試験結果の解説です。製品の効能効果を示すものではありません。

しくみ

銀イオンは、どうはたらくのか

上の動画は、銀イオンが菌にはたらきかける様子を模式的に描いたアニメーションです。下のカードを左右に切り替えて、各ポイントをご覧ください。

模式アニメーションであり、実際の菌や粒子の形・縮尺を再現したものではありません。

引き寄せられて、表面につく

銀イオンはプラスの電気、菌の表面はマイナスの電気。磁石のように引き寄せられて、まず菌の表面にピタッと吸着します。

  • 銀イオンはプラスの電位、菌の表面はマイナスの電位を帯びるとされ、電気の力で引き寄せられます。
  • 吸着点が接触の足がかりとなり、イオンが表面にとどまりやすくなります。
  • 周囲の水分へもイオンが広がり、まわりの菌へも接していくと考えられています(模式)。
時間 → 放出量(イメージ) ナノカプセルから徐々に放出 一度に全部放出した場合

模式図です。実際の放出量を測定したデータではありません。

場所

菌は、どこにいるのか

微生物は特別な場所にだけいるわけではありません。ペットの皮膚の、わりと身近なところにいます。

窓光の下で仰向けになった子犬のおなかの皮膚まわり

皮膚の表面

日々のお手入れが届きやすい、いちばん外側の層です。

手で首肩の毛をかき分けた白い犬の毛並み

毛穴(毛囊)の中・皮脂腺のまわり

奥まった場所は洗浄や拭き取りが届きにくく、トラブルを繰り返しやすいとされます。

手で毛をかき分けて皮膚を見せる長毛の猫

皮膚のやや深いところ

表面だけ拭いても成分が残りやすい層です。

小さな犬の前足の肉球を見せる様子

足の指の間

汗と湿気がこもりやすく、お散歩のたびに汚れがつきやすい場所です。

ラボ試験

60 分で、菌数はどこまで減ったか

第三者試験機関 Intertek が検体を試験。報告書 SHAH01879185S1、2025 年 12 月 3 日。ラボ試験の結果であり、効能効果を示すものではありません。

試験条件。量子銀の原液を希釈せず、6 種の標準株(細菌 3・真菌 3)に 20・40・60 分作用させました。量子銀の作用下で菌数がどの程度減ったかを、横軸の対数減少(log reduction)で示します。値が大きいほど菌が減ったことを表します。

6 つの標準株 × 3 つの作用時間

横軸:対数減少(log reduction)/値が大きいほど菌が減ったことを示します

「5.87 超」などの表記は、生菌数が検出限界未満となったケースで、実際はこの水準よりさらに減っていることを意味します。

対数減少の読み方
菌の数が何桁減ったかを表します。5 桁減=元の 10 万分の 1 です。
細菌(3 種)は速い
20 分で 3〜5 桁、40 分以降は検出限界未満まで低下します。
真菌(3 種)はやや緩やか
60 分で 3.4〜4.9 桁の減少。真菌の細胞壁は頑丈とされ、想定どおりの傾向です。
次は「つくり方・特許」へ

つくり方・特許

製法の考え方と、特許証を紹介します。

製造

銀イオンから量子銀へ、そしてスプレー剤へ

特許明細書の工程を、わかりやすく 4 つに並べました。

  1. 植物を水で蒸留抽出する様子(模式イメージ)

    STEP 1植物エキスをつくる

    植物材料を水で蒸留抽出し、有効成分を溶け出させます。

  2. 銀イオンが集まってナノ銀の粒になる様子(模式イメージ)

    STEP 2銀イオンを量子銀の粒にする

    還元剤で銀イオンをナノ粒に戻し、急速加熱・急冷でさらに細かく仕上げます。

  3. 銀の粒をナノカプセルで包む様子(模式イメージ)

    STEP 3粒を「カプセル」で包む

    ナノカプセルで銀の粒を包み込みます。

  4. カプセルを植物エキスと混ぜスプレーボトルに充填する様子(模式イメージ)

    STEP 4スプレー剤に調製する

    カプセルを植物エキスなどと混ぜ、スプレーボトルに充填します。

特許

特許証

特許証の表紙デザイン。 ルクセンブルク特許証 LU601743。

ルクセンブルク特許 LU601743。

準備中

獣医師の監修

監修を担当した渡邊遙獣医師の写真

渡邊 遙 獣医師

2015年に獣医師免許を取得。犬・猫の診療を中心に、動物病院の開設・運営にも携わる。現在は福岡県内の往診専門動物病院で診療に従事。飼い主の在宅ケア支援や地域の動物病院との連携を通じ、獣医療の発展に貢献している。

本ページの内容を監修いただいています。ご使用にあたっては、かかりつけの獣医師の指導をおすすめします。

使い方

スプレー剤と滴耳液、2 つの剤型の基本的な使い方を紹介します。

量子銀スキンスプレー 皮膚用・スプレー剤

量子銀スキンスプレーの製品写真(白いスプレーボトル)
  1. 毛をかき分け、気になる部分とそのまわりの地肌に直接スプレーします。
  2. そのまま自然乾燥させ、拭き取りません。
  3. スプレー直後に舐めたりこすったりするときは、10〜15 分ほど気をそらします。

場面:皮膚まわり/足の指の間/お散歩・おでかけのあと(足・おなか・しっぽまわり)/寝床まわりのお手入れとあわせて。

量子銀滴耳液 耳用・滴下液

量子銀滴耳液の製品写真(琥珀色のドロッパーボトル)
  1. 静かな場所でペットの頭をやさしく保定します。
  2. 耳道の入り口に適量を滴下し、耳の付け根を 15〜30 秒やさしくマッサージします。
  3. ペットが自分で頭を振るのを待ち、出てきた分泌物をコットンや柔らかいティッシュでふき取ります。綿棒は汚れを奥に押し込むため使いません。

日常のお手入れとして。回数・間隔は製品表示に従い、ほかの耳ケア製品とは 30 分以上間をあけてください。気になるときはかかりつけの獣医師にご相談ください。

データおよび資料の出典

  1. 透過型電子顕微鏡(TEM)・EDS 分析 試験報告書 SHA03-25100309-CS-01En、発行日 2025 年 10 月 16 日
  2. ラボ試験データ Intertek Testing Services Ltd.「Test Report」SHAH01879185S1、発行日 2025 年 12 月 3 日
  3. ルクセンブルク特許 LU601743(2025 年 11 月 21 日登録)

免責事項。本ページは成分・技術の解説を目的としたものであり、本製品は動物用医薬品・動物用医薬部外品ではありません。掲載した試験データはすべてラボ(試験管内)での結果であり、臨床における有効性を示すものでも、医療上の助言を構成するものでもありません。製品の使用方法および適用範囲は、製品の説明書および現地の法規制に従ってください。ペットの皮膚トラブルが続く・広がる・化膿している場合は、かかりつけの獣医師の診察を受けてください。

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