室内飼いの猫は毎日毛づくろいを行うため、「猫にお風呂は必要ない」と聞いたことがある飼い主様は多いでしょう。しかし汚れの付着、皮膚トラブル、高齢により自分でグルーミングができない場合、適切なシャンプーケアが必要になります。
無理な入浴は猫に大きなストレスを与え、皮膚トラブルを悪化させる恐れもあります。本記事では、シャンプーが必要なケース・不要なケース、自宅での正しい手順、皮膚トラブルの原因・予防方法、よくある質問を解説します。

猫にシャンプーが必要なケース・不要なケース
■ シャンプーを行った方が良いケース
- 高齢猫・肥満猫で、体を曲げられず毛づくろいが不十分な場合
- 油、泥、排泄物など自力で落とせない汚れが付着した場合
- フケが多い、皮膚のかゆみ、赤みなど皮膚トラブルが見られる場合
- 長毛種で毛玉が多く蓄積しやすい場合
- 獣医師から薬用・保湿シャンプーの使用を指示された場合
■ 無理にシャンプーをしなくて良いケース
- 健康な短毛の室内猫。普段のブラッシングだけで清潔を保てる
- 病気・けがで体力が低下している猫。ストレスで体調悪化のリスクがある
- 子猫で生後 8 週未満。体温調節が未熟です。
ポイント:臭いがする=シャンプーとは限りません。耳、口、お尻の病気が臭いの原因になっている場合もあります。先に体の各部位をチェックしましょう。
こんな時はシャンプーを検討しよう!判断基準と症状
愛猫に以下の症状が見られる場合は、皮膚や被毛のトラブルが隠れている可能性があります。
1. フケや乾燥肌が目立つ
- 背中や尻尾の付け根に白い粉のようなフケが出ている
- 皮膚が赤く炎症を起こしている
- 痒がって頻繁に掻いている
→ 単なる乾燥の場合もあれば、 のような皮膚疾患のサインかもしれません。詳しくは猫の体に細かいフケが大量… 乾燥肌?それとも皮膚病?もご参照ください。
2. 強いニオイがする
- 脂っぽい臭いやカビ臭いニオイがする
- 耳の後ろや首回りが特に臭う
→ 皮脂の過剰分泌や細菌の繁殖が考えられます。
3. 毛艶がなくなり、パサつく
- 被毛にツヤがなく、触るとゴワゴワする
- 抜け毛が異常に多い
→ で詳しく解説している通り、保湿ケアが不足している可能性があります。
4. 人間にも感染するリスクがあるフケ
- 飼い主さんの皮膚にも痒みや発疹が出ている
→ を確認し、早めの対策を取りましょう。
自宅でできる!猫のシャンプー手順(ステップバイステップ)
自宅で安全にシャンプーを行うための手順をご紹介します。
1. 事前準備
- ブラッシング:毛玉や汚れをあらかじめ取り除く
- 爪切り:引っかき防止のため、事前に済ませておく
- 室温調整:浴室を25〜28℃に保つ
-
シャンプー・タオルの準備: のように、植物由来成分で肌にやさしいものを選ぶ
皮膚の乾燥やフケ、気になる体臭ケアにおすすめなのがプアインタ Banov シャンプー 犬・猫用です。植物由来成分配合で、犬・猫の肌と被毛をやさしくケア。気になるニオイを抑え、ほのかな香りが続きます。保湿成分配合で、うるおいを保ち、肌の状態を整えます。皮膚バリアを守りながら汚れを洗い流せるので、乾燥しやすい猫に適しています。
2. お湯の温度とかけ方
- 温度は37〜38℃(猫の体温よりやや低め)
- 足元から少しずつ慣らしながら、頭を避けて体を濡らす
- シャワーの音や水圧に注意し、恐怖心を与えない
3. シャンプーの使い方
- 手のひらでシャンプーを泡立ててから体に塗布
- 指の腹で優しくマッサージするように洗う
- 顔は濡らさず、湿らせたタオルで拭く程度に
- すすぎは念入りに:シャンプー成分の残留は皮膚トラブルの原因に
4. 乾かし方
- タオルで水分をしっかり吸い取る
- ドライヤーは低温・低風量で、皮膚から15cm以上離す
- 完全に乾かすまでがシャンプーの仕上げ
よくある FAQ
Q1. 猫のシャンプーはどれくらいの頻度で行えばいいですか?
A. 健康な室内飼い猫は月 1~2 回以内を目安。汚れがなければ数か月に 1 回でも大丈夫です。皮膚疾患で獣医から指示がある場合は指示通り実施してください。
Q2. 猫がシャンプーを極端に嫌がります。無理して洗わない方が良い?
A. はい。激しく暴れてしまう場合は無理に全身シャンプーを行わず、部分洗いや濡れタオルで拭くケアに切り替えてください。ストレスにより体調を崩すリスクがあります。どうしても全身洗浄が必要な場合は獣医師に相談しましょう。
Q3. シャンプー後フケが増えてしまいました。どうすれば良い?
A. 考えられる原因は、すすぎ残し、洗いすぎ、十分に乾かせていないことです。まずブラッシングと室内湿度管理を行い、改善しない場合は獣医に相談し皮膚検査を受けましょう。フケに関しては猫のフケは人間にうつる?皮膚真菌症・疥癬のリスクと予防をご覧くださ