犬の耳垢が茶色いのはなぜ?ニオイ・ベタつきが気になるときの耳ケア

犬の耳垢が茶色い…これって大丈夫?

愛犬の耳そうじをした時、コットンに茶色やこげ茶色の耳垢がついていて、少し心配になったことはありませんか?

「ただ汚れているだけかな?」
「耳垢が茶色いのは普通なのかな?」
「ニオイもあるけど、このまま様子を見ていいのかな?」

犬の耳には、少量の耳垢が出ることがあります。耳垢は、耳の中の皮脂や汚れ、古い分泌物などが混ざったものです。

ただし、耳垢の色が濃くなったり、量が増えたり、ニオイ・ベタつき・かゆがる様子が一緒に見られる場合は、耳まわりのケアを見直すサインかもしれません。

特に梅雨から夏にかけては、湿気や暑さで耳の中が蒸れやすくなります。垂れ耳の犬や耳毛が多い犬は、耳の中に湿気がこもりやすいため、日頃から耳の状態をチェックしてあげることが大切です。

 


 

犬の耳垢はどんな状態なら様子を見てもいい?

健康な状態でも、犬の耳には少量の耳垢が出ることがあります。

たとえば、少量の薄い黄色や淡い茶色の耳垢で、強いニオイがなく、犬が耳を気にしていない場合は、日常的な耳まわりの清潔ケアを続けながら様子を見ることもあります。

一方で、次のような変化がある場合は注意が必要です。

耳垢が濃い茶色、こげ茶色になっている

耳垢がベタベタしている

耳のニオイが強くなった

耳をよくかく

頭を何度も振る

耳を触られるのを嫌がる

耳の中が赤く見える

耳そうじをしてもすぐに汚れる

耳垢の色だけで判断するのではなく、量、ニオイ、ベタつき、犬のしぐさをあわせて見てあげることが大切です。

 


 

犬の耳垢が茶色くなる主な理由

1. 皮脂や汚れがたまっている

犬の耳の中では、皮脂や分泌物が自然に出ています。そこにホコリや毛、外からの汚れが混ざることで、耳垢が茶色っぽく見えることがあります。

耳そうじの間隔が空いていると、耳垢が少しずつたまり、色が濃く見えることもあります。

強いニオイや赤み、痛がる様子がなければ、まずはやさしく耳まわりを清潔に保つことから始めてみましょう。

 


 

2. 湿気で耳の中が蒸れやすくなっている

日本の梅雨や夏は湿度が高く、犬の耳も蒸れやすくなります。

特に、トイプードル、ダックスフンド、コッカー・スパニエル、ゴールデン・レトリバーなどの垂れ耳の犬は、耳の中の通気性が悪くなりやすい傾向があります。

耳の中が蒸れると、皮脂や耳垢がたまりやすくなり、ベタつきやニオイが気になりやすくなります。

 


 

3. シャンプーや水遊びのあとに湿気が残っている

シャンプーや水遊びのあと、耳のまわりに湿気が残っていると、耳の中が蒸れやすくなります。

体はしっかり乾かしていても、耳の内側や耳のつけ根まわりが湿ったままになっていることがあります。

シャンプー後や雨の日のお散歩後は、耳の外側を清潔なコットンで軽く拭き、耳まわりを乾いた状態にしてあげましょう。

 


 

4. 耳をかくことで耳まわりが刺激されている

耳の中に違和感があると、犬は後ろ足で耳をかいたり、頭を床やソファにこすりつけたりすることがあります。

何度もかいていると、耳まわりが赤くなったり、さらに気にするようになったりすることもあります。

このような時は、強くこすって耳そうじをするのではなく、犬が痛がっていないか、赤みや分泌物がないかを確認しましょう。

 



5. 日常の汚れだけではない可能性もある

茶色い耳垢は、汚れや皮脂が原因のこともありますが、強いニオイ、赤み、痛がる様子、黒っぽい耳垢、大量の分泌物がある場合は、日常的な汚れだけではない可能性もあります。

その場合は、自己判断で耳そうじを続けるよりも、動物病院で耳の状態を確認してもらうと安心です。

 


 

耳垢の色で見る、耳まわりのチェックポイント

薄い黄色・淡い茶色の耳垢

少量で、強いニオイがなく、犬が耳を気にしていない場合は、日常的な分泌物の範囲で見られることがあります。

定期的に耳の状態を確認し、清潔に保ちましょう。

 

茶色・こげ茶色の耳垢

犬の耳そうじで比較的よく見られる状態です。

少量であれば、汚れや皮脂が混ざっている可能性があります。
ただし、量が多い、ベタつく、ニオイがある、すぐに汚れる場合は、耳まわりのケアを見直した方がよいサインです。

 

黒っぽい耳垢・コーヒーかすのような耳垢

黒っぽい細かい耳垢や、コーヒーかすのような汚れがあり、犬が耳をかいたり頭を振ったりしている場合は、自己判断せず動物病院に相談するのがおすすめです。

耳の中の状態は見た目だけでは判断しにくいため、獣医師に確認してもらうと安心です。

 

黄色っぽい・緑っぽい・血が混じるような分泌物

黄色や緑色っぽい分泌物、血が混じるような汚れがある場合は、一般的な耳そうじだけで様子を見るのは避けましょう。

できるだけ早めに動物病院で相談してください。

 

茶色い耳垢と一緒に見たい犬のしぐさ

1. 頭を何度も振っていないか

たまに頭を振る程度ならよくあることですが、何度も繰り返し頭を振る場合は、耳に違和感がある可能性があります。

耳垢が茶色いことに加えて、頭をよく振る様子がある場合は、耳まわりの状態を確認してみましょう。

 

2. 耳をよくかいていないか

後ろ足で耳を何度もかく、耳のあたりを床やクッションにこすりつける場合は、かゆみやムズムズ感があるかもしれません。

かきすぎて耳のまわりが赤くなっている場合は、無理に耳そうじをせず、必要に応じて動物病院へ相談しましょう。

 

3. 耳のニオイが強くなっていないか

耳垢が茶色く、さらに耳のニオイが強い場合は、耳の中が蒸れていたり、汚れがたまりやすくなっていたりする可能性があります。

耳そうじをしてもすぐにニオイが戻る場合は、日常ケアだけでなく、耳の状態を一度確認してもらうと安心です。

 

4. 耳の中が赤く見えないか

耳をめくった時、耳の内側が赤い、腫れぼったい、熱っぽいように見える場合は注意が必要です。

触られるのを嫌がる、痛がる、鳴くような反応がある場合は、無理に耳そうじをしないようにしましょう。

 

5. 耳そうじ後すぐに汚れが戻らないか

耳そうじをしたばかりなのに、すぐに茶色い耳垢がたまる場合は、耳の中が汚れやすい状態になっている可能性があります。

垂れ耳、耳毛の多さ、湿気、シャンプー後の乾燥不足なども関係するため、日常のケア習慣を見直してみましょう。

 


 

おうちでできる犬の耳ケア

1. まずは耳の状態を観察する

耳そうじをする前に、耳の内側を軽く確認しましょう。

赤み、腫れ、傷、強いニオイ、大量の分泌物がないかを見ることが大切です。

犬が耳を触られるのを強く嫌がる場合や、痛がる様子がある場合は、無理に耳そうじをせず、動物病院に相談しましょう。

 


 

2. ペット用の耳ケア用品を使う

犬の耳はデリケートです。
アルコール、過酸化水素、人用の洗浄液など、刺激になりやすいものは避けましょう。

耳まわりの清潔を保ちたい時は、犬猫用の耳ケア用品を使うのがおすすめです。

日頃から耳垢やニオイが気になりやすい犬には、イヤードロップタイプの耳ケア用品を取り入れ、耳まわりを清潔に保つ習慣を作ると続けやすくなります。

 


 

3. コットンで見える範囲をやさしく拭く

耳そうじでは、見える範囲をやさしく拭くことが基本です。

綿棒を奥まで入れると、耳垢を奥へ押し込んでしまったり、耳道を刺激してしまったりすることがあります。

清潔なコットンやガーゼを使って、耳の入り口や耳介の内側をやさしく拭きましょう。
見えない奥の部分を無理に掃除する必要はありません。

 


 

4. シャンプー後や雨の日は耳まわりを乾かす

シャンプー後、雨の日の散歩後、水遊びのあとなどは、耳のまわりに湿気が残りやすくなります。

耳の中が長く湿った状態になると、ニオイやベタつきが気になりやすくなるため、耳の外側をやさしく拭き、乾いた状態を保つようにしましょう。

 


 

5. ニオイが出てからではなく、定期的にチェックする

耳のトラブルは、最初は「少し汚れている」「少しニオイがする」程度の変化から始まることがあります。

毎週1回ほど、次のポイントを確認してみましょう。

耳垢の色

耳垢の量

耳のニオイ

耳の中の赤み

耳を触られた時の反応

頭を振る、耳をかく様子

こまめに見ておくことで、変化に早く気づきやすくなります。

 


 

耳ケアを意識したい犬のタイプ

垂れ耳の犬

トイプードル、ダックスフンド、コッカー・スパニエル、ゴールデン・レトリバーなど、耳が垂れている犬は耳の中が蒸れやすい傾向があります。

定期的に耳の状態を確認してあげましょう。

 

耳毛が多い犬

耳毛が多いと、耳の中の通気性が悪くなり、汚れがたまりやすくなることがあります。

耳毛が気になる場合は、自己判断で抜くのではなく、トリマーや獣医師に相談するのがおすすめです。

 

シャンプーや水遊びが多い犬

シャンプー、水遊び、雨の日の散歩が多い犬は、耳まわりに湿気が残りやすくなります。

水に濡れたあとは、体だけでなく耳まわりもやさしく拭いてあげましょう。

 

皮膚がデリケートな犬

皮膚がデリケートな犬は、耳まわりも環境の変化や湿気の影響を受けやすいことがあります。

刺激の強いケアは避け、やさしく清潔を保つことを意識しましょう。

 


 

動物病院に相談した方がよいサイン

以下のような様子がある場合は、おうちでの耳そうじだけで様子を見続けるのではなく、動物病院に相談しましょう。

耳のニオイが強い

茶色や黒っぽい耳垢が大量に出る

頭を何度も振る

耳を強くかく

耳の中が赤い、腫れている

耳を触ると痛がる

黄色、緑色、血が混じったような分泌物がある

頭が傾いている

歩き方がふらつく

耳そうじ後に悪化したように見える

犬の耳はデリケートです。
無理に耳そうじを続けるよりも、早めに原因を確認することが大切です。

 


 

犬の耳ケアは「清潔・乾燥・こまめな観察」が基本

犬の耳垢が茶色いからといって、必ずしも大きな問題とは限りません。

ただし、ニオイ、ベタつき、赤み、頭を振る、耳をかくといった様子がある場合は、耳まわりの清潔ケアを見直すタイミングです。

日常の耳ケアでは、次の4つを意識しましょう。

耳垢の色とニオイを定期的に確認する。
シャンプー後や雨の日は耳まわりを乾かす。
犬猫用の耳ケア用品を使う。
綿棒を奥まで入れて無理に掃除しない。

耳垢やニオイが気になりやすい犬には、毎日のケア習慣としてイヤードロップタイプの耳ケア用品を取り入れるのもおすすめです。

 


 

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耳垢やニオイが気になりやすい犬、湿気で耳が蒸れやすい季節のケアにもおすすめです。


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よくある質問

Q1. 犬の耳垢が茶色いのは異常ですか?

少量の茶色い耳垢は、皮脂や汚れが混ざって見られることがあります。ただし、量が多い、ニオイが強い、耳をかく、頭を振る、赤みがある場合は、動物病院に相談することをおすすめします。

Q2. 犬の耳が臭い時、自宅で耳そうじしてもいいですか?

軽い汚れやニオイであれば、犬猫用の耳ケア用品を使って見える範囲をやさしく拭くことはできます。ただし、強いニオイ、赤み、痛がる様子、分泌物がある場合は、自己判断せず獣医師に相談しましょう。

Q3. 綿棒で犬の耳を掃除してもいいですか?

綿棒を耳の奥まで入れるのはおすすめできません。耳垢を奥へ押し込んだり、耳道を刺激したりする可能性があります。見える範囲をコットンでやさしく拭く程度にしましょう。

Q4. 犬の耳そうじはどのくらいの頻度ですればいいですか?

犬種、耳垢の量、耳の状態によって異なります。垂れ耳の犬、耳毛が多い犬、シャンプーや水遊びが多い犬は、こまめなチェックがおすすめです。頻度に迷う場合は、動物病院で相談しましょう。

Q5. イヤードロップは毎日使えますか?

使用頻度は商品の使用目安に従ってください。耳に赤み、痛み、異常な分泌物がある場合や、すでに動物病院で耳の薬を処方されている場合は、使用前に獣医師へ相談しましょう。